○研究の目的

 日本農村が大きく転換する中で注目を集める集落再編について、長く積み重ねられてきた議論を棚卸しして、国内と海外で多面的に実施するフィールド調査に基づいて、実態的かつ広い視野をもった深い議論を行い、学術的意義に加えて社会的な貢献を内在化した、集落再編にかかわる知の体系化をめざします。フィールド調査は社会と空間の関係を生活者の次元で捉える生活空間論を共通の基盤とし、国内では、中心集落・持続可能性・多面的機能・逆都市化などを鍵概念として展開し、海外では、生態的に近似する東アジア、農村計画で先行する欧州、人類史的な文脈をもつ開発途上地域の集落再編を考察します。これらの成果に基づく討議を頻度高く行い、日本の地理学としての発信に注力します。

 

シンポジウム開催のお知らせ

2019年01月13日
巡検を行いました(奈良和束町)
2019年01月12日
国際シンポジウムを開催しました
2018年10月03日
月刊地理6月号に「変わる農村と田園回帰」が掲載されました
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